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「かっこよくないと使わない」——はじめての1枚を、楽しみに変える

導入準備中のグループホームで、支援員さんが口にした「かっこよくないと使わない」「プレミア感が大事」という言葉。機能の説明より、はじめてカードを使う体験をどうつくるか。ほかのホームで効いた工夫を紹介。

「かっこよくないと使わない」。導入の準備を進めているグループホームで、支援員さんがはっきりとそう言いました。「プレミア感が大事なんです」とも。

どんなに便利な仕組みでも、ご本人が「使いたい」と思えなければ定着しません。機能を説明するより、はじめてカードを使う体験をどうつくるか。そこで、ほかのホームで効いた工夫をお伝えしました。

ひとつは、お試し用のカードで練習すること。コンビニでジュースを1本買う練習をしたホームでは、店員さんにも協力してもらいながら「300円で足りるかな」と会話をしながら買い物ができ、好評でした。

ふたつめは、カードで最初に買うものを「カードケース」にすること。文房具屋さんで、お気に入りのケースを自分のカードで買う。自分のカードを入れるものを、自分のカードで買うわけです。

みっつめは、利用開始日を先に決めておくこと。「11月1日から使えるよ」と決めておくと、その日に何を買おうか、という会話が自然と生まれて、楽しみにつながります。

レジで「カードで」と言って、Mastercardのマークを見せる。それが「大人みたい」と喜ばれ、周りの方が真似をして広がったホームもありました。ネットで買い物をしたり、カフェで注文したり。「今までできなかったこと」ができるようになること自体が、いちばんのプレミア感なのかもしれません。

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