メインコンテンツへスキップ
KAERU

「そのボタン、届かないんです」——車椅子の高さから見えたカード決済

車椅子を使う方が多いグループホームで、お試し用のカードを使った買い物練習。カードは自分で差し込めるのに、決済端末の「カード払い」ボタンに手が届かない。店員さんの一押しで解決し、慣れが必要なのはご本人より付き添う側だと分かった回。

障害のある方が暮らすあるグループホームで、KAERUのお試し用のカードを使った買い物練習がありました。一緒にコンビニへ行った支援員さんからの報告に、私たちは思わずうなりました。

ご利用者さまの中に、車椅子を使っている方がいます。カードを差し込むところまでは、ご自身でできました。ところが、決済端末で「カード払い」を選ぶボタンが、車椅子の高さからは届かなかったのです。

その方はカードを店員さんに見せて「これで払います」と伝え、ボタンだけ店員さんに押してもらいました。差し込みはご本人。いつも行くコンビニの店員さんは操作をよく知っていて、丁寧に案内してくれたそうです。

もうひとつ分かったのは、慣れが必要なのはご本人よりも、付き添う側だということでした。買い物にはヘルパーさんが同行することが多く、曜日によって担当も変わります。「どこに差し込むか」さえ分かっていれば回せる、という声を受けて、私たちはヘルパーさん向けに差し込み方を図で示した1枚のチラシを用意したいと考えています。

「使えるかどうか」は、カードの機能だけでは決まりません。お店の高さ、店員さんとのやりとり、付き添う人の慣れ。そのすべてがそろって、はじめて「いつもの買い物」になるのだと思います。

ほかの現場だよりを読む

現場だより一覧へ →